ドイツ100年の伝統を受け継ぐ「風車のナイフ」
こんにちは。日曜社広報のYです。
このコラムではこの秋に新たに展開するブランド「風車のナイフ」をご紹介いたします。
「風車のナイフ」はドイツの刃物の名産地、ゾーリンゲン地方で、100年以上前の製法を受け継いで作られる高品質なナイフです。
技術に裏付けられた切れ味、持ち心地、使い勝手がすばらしい一方、なんといってもデザインがいいです。全体のフォルム、刃部分の輝き、ひょうひょうとした風車のロゴ。木部の自然なつやは使い込むほど味わいを増していきます。
「風車のナイフ」は2シリーズを展開いたします。
Kシリーズ
こちら「Kシリーズ」は、プロフェッショナルのシェフのために、人間工学の観点を取り入れ、もっとも機能的なナイフに仕上げたシリーズです。
万年筆のように、⻑く使用していただくとご自身ならではの馴染み方をしていきます。モノとヒトとの情緒的なつながりが生まれるような、特別な道具となることを目指して作られたシリーズです。
オールドジャーマン
続いてご紹介するのはこちら「オールドジャーマン」です。
手作業で研磨された大きめの刃は、バゲットやロールパンだけでなく、チーズやサラミをカットし、またバターのスプレッダーとしてもお使いになれます。卓上にカッティングボードと一緒に出し、チーズや果物などカットするとスマートですし便利です。
ナイフの歴史のなかでは、ドイツのもっとも古いナイフの形として知られているため、「オールドジャーマン=古いドイツスタイル」のナイフと呼ばれています。
こちらはハンドルの木材にアプリコットとアイスビーチ(上)をご用意しました。アイスビーチはブナ材を長期間熟成させてできる特別な材で、白に近い肌色のベースに、コントラストの強い木目が入るのが特徴です。茶色など暗色が多いナイフの柄の中で際立った個性を持っており、モノトーンの食卓に加えてもなじみがよさそうなカラーです。
男性のお客様にも好まれそうなカラーです。
すべてのナイフに共通するのは「風車のナイフ」の優れた研磨技術です。
上の図は手磨きと機械磨きを比較したものですが、左側のイラストに示されるようなシャープなエッジは今も手作業でのみ実現されます。
「風車のナイフ」ではこの磨き技術をはじめ、地域の伝統となるナイフづくりの技術を継承するため、若い人々に数年かけて手法を伝えています。作る人たちを育てながら、地域の伝統を守っていく。そんなサステナブルなあり方も彼らの魅力の一つです。
なおブランド名「風車のナイフ」はブランドロゴから取っています。
創業者の名を冠した「ロベルトヘアダー」で呼ぶ案もあったのですが、風車のイラストの親しみやすさと、「風車のナイフ」という名前の広々とした語感を優先して、そちらを選びました。
品目など詳しい情報は WEBカタログ をご覧ください。
確かな切れ味と、テーブルに置きたくなる優れたデザインを持つ風車のナイフ。
この秋、多くの方にその魅力が伝わることを願っています。
どうぞよろしくお願いいたします。