Heim Söhne(ハイムゾーネ)は、1862年ドイツに創業したアクリル製品のメーカーです。当初はべっ甲を加工する櫛の製造工場として設立されヨーロッパで最大級の工場として高い人気を博しましたが、亀の保護意識の高まりもあり、1930年代にはべっ甲の代わりに、環境負荷が低く、べっ甲と同じように扱うことができる、アクリル素材(プレキシグラス®)を使用した製造へと切り替えました。
アクリル素材(プレキシグラス®)は医療分野や時計などの精密機器にも取り扱われる高い安全性と耐久性を兼ね備え、油や水に強くお手入れ簡単、エレガントで高光沢な表面を長く維持することができるといった利点から、キッチンや様々なインテリアの制作など幅広く使用されています。再生材としてリサイクル原料に活用でき、環境にも優しい素材です。
160年以上も代々継承され続けた伝統やその加工技術は、形状やデザイン、一つ一つ手作りする丁寧な仕上がりとして現代にも尚引き継がれています。